仕事について

2008年2月13日 (水)

向かい風

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

なんだか、向かい風ばかりが吹いているように感じる今日この頃。

建設途中の学校の一部を村人が壊したり

実施途中だったプログラムを政府からの突然の要請で
キャンセルしなければならなくなったり、

省庁に定期活動報告を出しに行けば
あれやこれやと追加の書類やその他モロモロを要求され、
お百度参りのように日参しなければならなかったり、

車のライセンスを更新しようとすれば、書類やその他モロモロを
要求され、こちらもまたお百度参り・・・。

etc。

今までも直面したことばかりではあるのですが、遠隔管理のため、

事実把握
  ↓
要因分析
  ↓
対策検討
  ↓
関係者と交渉

という問題解決の一連の流れに、「悠久の時」を必要とします。

特に、現地でナショナルスタッフが関係者と会うだけでも一苦労。
元々事前にアポイントを取るという文化がないのか、
アポイントをとっても直前にドタキャンされることは当たり前。
何度も通ってようやく会えるような有様です。

ようやく会えてからも、上記のようにスムーズに進むことがまずないため、
そこからが正念場と言った状況。

昔は「般若」と呼ばれるくらい短気だった私ですが、
こちらに来てからは、これでも随分と気が長くなったもんだと思います。はぁ。

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2008年2月 9日 (土)

マネジメントの孤独

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

「マネジメントは孤独である。」

アフガニスタンへの赴任前、そして赴任してからも、
様々なマネジメント本を読みましたが、どの本にも
このフレーズが出てきました。

そして本当にその通りであることを実感し続けてきた
この1年数か月でした。

たとえ前提条件が大幅に変わっても、結果は
出さなければならない。

どんなに苦しい状況でも、自分からは文句は言えない。
「男は黙ってサッポロビール」ばりに、前に進むしかない。
立ち止まって文句を言っている暇はない。

むしろスタッフからの文句や愚痴を受けつつ、それを
前向きな方向に変えていくことが求められる立場。

治安や事業進捗やスタッフの状況等、常に不安を抱えながら、
でも、現場の責任者として、その時入手できる情報を下に
その時できる最善の状況判断をし、常に自信を持って、
選択したゴールに近づくように、チームを動かしていかなければならない。

etc。

百聞は一見にしかず。
本当に、いや、思った以上の孤独感でした。

でも、どれもとても貴重なかけがえのない経験でした。
この貴重な経験のおかげで、まだまだではありますが、
1年前の自分に比べ、マネジメントを行う立場の人間として
少ーしだけ力が付いたと思います。感謝☆

それから、孤独を感じる時、同じ立場で話ができる友人って
本当に貴重です。
聞いてくれて、わかってくれる人がいると、とても心強い。

カブールでも、貴重な友人に恵まれ、本当に助けられました。
感謝!

イスラマバードでは、丁度同じ立場にいるパキスタン事務所長。
今日は、二人でセレナホテルでランチとお茶をし、ずいぶん
長いこと語ってしまいました♡

お互い抱える悩みや苦労が似ているので、そうだよねー、
と言いながら、随分長いランチとなりました。

思えば久々に自分の話をしたので、のどがカラカラに乾燥して
しまいました(!)

そうやって、沢山の人に助けられながら、なんとかやっているの
でした♪
絵美さん、ありがとうございました♡
また行きましょうねー。


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Cimg0470
イスラマバードセレナホテルのロビー。
美しく伝統的な建築様式とシャンデリアが特徴。

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2007年12月 5日 (水)

帰国休暇の思い出-番外編(ブログ紹介)

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

今日は帰国休暇の思い出の番外編。
元同僚のブログ紹介です。

Daira's Blog

dairaさんのブログは、軽妙で流麗な筆致と、美に対するこだわりと、鋭い思考が心地よくて、カブール赴任以降もちょくちょく拝見していました。

是非リンクさせて!とお願いしたところ、すぐにOK。
そして即座にエントリに書いて下さいました。早ーい!

dairaさん、今は開発業界とは異なる世界で活躍されていますが、開発への志も失わずに居て心強い限りです。
異なる業界との間で人材の交流が進むことは、歴史の浅い国際協力業界全体の底上げをするという観点からも重要ですよね。

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2007年12月 4日 (火)

帰国休暇の思い出-その3(ホスピタリティ)

皆さんこんにちは。ジェンカブール事務所長の柴田哲子です。

今日も、帰国休暇の時のお話です。

帰国休暇中に、家族で箱根に行きました。
色々な評判や価格を考慮して、初めて泊まる米系のホテルを選んだのですが、驚くほどのホスピタリティでもてなしてくれました。
例えば、時間がなくて箱根に行く直前にビックカメラでデジカメを買い、箱から出さずにそのまま持って行ったのですが(笑)、チェックインしている間にさりげなくその箱をホテルの手提げ袋にいれてくれたり。
また、部屋に案内してくれる時も、施設内の場所をとても丁寧に説明してくれました。
その案内係の人は、きっと何度も同じ説明をしているはずですが、とても楽しそうに嬉しそうに説明してくれたのが印象的でした。
働いている人たちが全般的に楽しそうだったのが、とても心地良い空間作りに一役買っている印象でした。

丁度この本(↓)を読んでいたのですが、ホスピタリティを身をもって体験できて、顧客として受けるその心地よさを実感できた旅でした(ちなみに泊まったのはリッツ・カールトンではありませんが)。

リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間
高野登(かんき出版)

ホスピタリティ、ホテル業界でなくても、どのような仕事に就いていても、とても重要ですよね。
この本では、「ここまでやるの?!」と思うくらいのホスピタリティレベルの数々に驚きましたが(笑)、どんな業界にいても、ここまでトコトン仕事をすると、きっと楽しいだろうなと思わせてくれました。
ホスピタリティは、顧客に向けてのものであると同時に、自分がプロフェッショナルとして仕事を極めていくための鍵でもあるのだろうと考えさせられました。

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2007年12月 3日 (月)

帰国休暇の思い出-その2(JBICで報告会)

皆さんこんにちは。ジェンカブール事務所長の柴田哲子です。

今日も帰国休暇のお話を。

私は、ジェンで働く(≒アフガニスタンに赴任する)前は、JBIC(国際協力銀行)で働いていました。
今回の帰国休暇中には、古巣のJBICでも「NGOの紛争後復興支援活動とマネジメント」という内容でお話をする機会を頂きました。

JBIC勤務時代には、本当に貴重な経験をさせてもらい、学ばせてもらったのですが、一番大きな財産は多くの素晴らしい同僚(上司・先輩・同期・後輩)と出会えたことです。
同時に、行外の方々との貴重な出会いもありました。

ところで話は飛ぶのですが、先日「Devil wears Prada」という映画を観ました。
一流ファッション誌の敏腕編集長の秘書として就職した女子大生が、数々の困難を克服してビジネスパーソンとして成長していく話です。
(敏腕編集長役のメリル・ストリープの演技が最高でした♡頬骨の演技。)

この映画で描かれているように、仕事をしていると、理不尽な状況でも結果を出さなければならないことがあります。
そんな時必要になるのは、経験・知識・胆力・・・色々ありますが、何より人とのつながりが一番重要なものだと思います。

それは、直接その状況を解決するための人脈という場合もあれば、解決のヒントを頂けることであったり、また応援してくれるということである場合もあります。
たとえ四面楚歌のような状況になっていたとしても、離れたところで誰かが応援してくれているのであれば、それだけで前に進むためのとても大きなパワーの源になります。
アフガニスタンに来て、様々な状況に直面する中で、人とのつながりにより助けられ、その重要性を実感してきました。

これまで人とのつながりによって助けられてきたことに応えるためにも、初心を忘れずに現場で結果を出していきたいと改めて思いました。
同時に、これまでの経験を経たからこそ気づく視点を生かし、生きた現場の情報を伝え続けていくこと、これもある意味恩返しになるのではないかと思った次第です。

今回のJBICでの報告会は、赴任してからの1年間を振り返り、今後の方向性を考えるとても良い機会にもなりました。
ご関係の皆さま、本当にありがとうございました♪

Cimg0053
JBICでお話しさせてもらった後、神保町の三幸園にて二次会。
素敵な男性たち(元同僚)に囲まれてご満悦の私(笑)。
4人で紹興酒2本空けました♡
みなさまご馳走様でした♪

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2007年8月22日 (水)

子どものいる風景

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

夏休みに広島を訪れていたJEN東京の同僚が、写真を送ってくれました(↓)。

21082007

戦後日本の青空教室の様子です。
これを見て、アフガニスタンを思い出したとのこと。

確かに!!(←手をポンと叩いて納得)
現在、JENが再建を行っているパルワン州の学校(↓)。

Rimg0015

男女共学/別学、服装等の違いはありますが、地べたに敷物を敷いて座っている生徒の様子や、黒板を立てかけている様子なんて、あらまあ、そっくりです。
でも、比べてみると、日本の昔の子どもって、超姿勢良いですね(笑)。特に、真ん中の列で飛び出して座っているオカッパちゃんの姿勢の良さと言ったら!

さて、このパルワン州の学校には校舎がないため、約500人の生徒は、現在テントや屋外、近隣の民家で授業を受けています。
そんな状況の中、JENでは先日校舎建設に着工しました。

冬前には子どもたちが新しい校舎の中で勉強を出来るようになる予定です♪

===

60年前の日本の子どもたち。
戦後の日本を廃墟の中から再建した彼らは、現在、楽しい老後を過ごしているのでしょうか。
そして、子どもだった彼らにとっての未来である現在の日本は、想像していた姿と比べてどうだったのでしょう。

一方、現在のアフガニスタンの子どもたち。
60年前の日本の子どもたちと同じような状況で学ぶ彼らは、どのような未来を思い描いているのでしょうか。
そして、彼らを待ち受ける未来は、どのような姿で彼らを迎えるのでしょう。

彼らが、希望に満ちた未来を思い描くことができ、且つ、その未来への希望をかなえられるような日がくるようなお手伝いをしたいと切に思います。

===

子どもたちの「学びたい」というまっすぐな気持ちを応援してみませんか?

例えば・・・、
1,000円で、石鹸やタオル、ポリタンクを使った伝染病予防の講習会を家族4人が受講できます。
5,000円で、子どもたちに2人用の椅子付きの机が用意できます。

ダンボールに入れて送るだけで、眠っている本が学校に!
やってみよう、BOOK・MAGIC!

「アフガニスタンを忘れないで REMEMBER AFGHANISTAN」
夏募金、やっています♪

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詳細はJENの東京本部にお問い合わせ下さいませ。

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2007年8月17日 (金)

ありがとう!

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

とっても嬉しいことがありました。
以前の職場の同僚が、メッセージ付きで、アフガニスタン指定でJENに寄付をしてくれたのです♪

アフガニスタンのような国の現場で仕事をしていると、長年の紛争が残した街や人びとへの爪あと、いびつな発展の様子等と日々触れたり、また、日を追う毎に増えてくる制約に直面することで、視点が近視眼的になることが増えてきます。

そのような中、想ってくださる人たちがいること、そしてそのお心遣いにとても元気付けられ、パワーをもらいました。

また、人とのつながりって嬉しくてありがたいものだなぁと思いました。
喜びも幸せも、悲しみも憎しみも、人としてのあらゆる感情は、ひとえに人ととのつながりによって生じるものである、と改めて思わされました。

Oさん、Kさん、Kさん、どうもありがとうございます!!
お心遣いがとてもとても嬉しかったです♪
そして思いやりにとっても元気付けられました!

アフガニスタンを思って支援してくださる方々の想いを確実に現場に届けられるよう、引き続き頑張ります☆

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2007年8月14日 (火)

初心

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

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無駄なものなど きっと何一つとしてないさ
突然 訪れる鈍い悲しみであっても

忘れないで君のことをぼくは必要としていて
同じようにそれ以上に想ってる人もいる
あなどらないで僕らにはまだやれることがある
手遅れじゃない まだ間に合うさ
この世界は今日も美しい そうだ美しい

Mr. Children『It's a wonderful world』

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2007年8月13日 (月)

所長のオシゴト

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

突然ですが、所長のオシゴトってどのようなものでしょう?

スタッフや事務所や事業のセキュリティ確保、対外関係構築、事務所マネジメント、事業マネジメント、広報、新規予算の獲得・・・etc。
色々ありますが、その中でも最も重要なのは、スタッフのモチベーション向上・維持だと考えています。

仕事を行う上で、モチベーションは本当に重要。
同じポジションに就いているスタッフでも、モチベーションがあるか無いかで、出てくるアウトプットから、オフィスの他のスタッフに与える影響まで大きく変わってきます。

アフガニスタンの場合、援助産業がGNPの上位を占める主要産業のため、NGOと言えども(他業種に比べて)高い給料水準をメインの理由に働いている人も少なくありません。
それはある意味当然。

しかしながら、結果を出しているスタッフ、ビジネスパーソンとして成長しているスタッフを見ると、それを超えた理由があるように思われます。
それはやはり、「アフガニスタンの人びとのためになる仕事をしたい」、という気持ち。

より困難な状況にある人びとの支援をする、というような内容の事業形成について打ち合わせをする時に、やる気に輝くスタッフの顔を見ると、その仮説が実証されているように思います。

建設業者との折衝、労働者の監督、住民との調整、行政機関からの問い合わせへの対応、報告書の作成・・・etc、日々の業務の一つ一つは細かい仕事であり、また、スムーズに進まないことが、ある意味当たり前の環境。

そのような時に、スタッフ全員が共感でき、モチベーションをアップさせられるような目標を設定し、またそのような環境を作っていく、それが重要な所長の仕事だと思っています。

日々変化する環境の中で、ぶれない目標を共有すること、そしてモチベーションを継続すること。

「言うは易し」ですが、志を同じくする仲間と共にチームとしてより良い仕事ができるよう、どのような環境にあっても、まずは私自身がモチベーションを高め、良い影響を与えられるよう、頑張っていきたいと思います。

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2007年8月12日 (日)

片付けられる女

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

少し前に、「片付けられない女」という言葉が流行りましたが、我が事務所には、その対極を行く女性がいます。

つまり、「片付けられる女」。しかも「超」が付くくらい片付けられる女。
彼女は、料理・掃除・国際スタッフの衣類の洗濯を担当するナショナルスタッフです。
一度に複数の仕事をこなすことの出来る、「ザ・スーパー主婦」。

週明けの日曜に出勤してくると、彼女はまず埃だらけのオフィスの机やPC周りの掃除を開始します。
以前も書きましたが、カブールは本当に埃が多く、窓を開けていると一日で机の上にうっすらと埃の層が溜まるほど。
でもクーラーがないので、窓は開けざるを得ません。すなわち常に埃だらけ。
そんな机の上を、次から次へと掃除していきます。

特に私の机の上は、資料や本や細かいものが色々と置いてあるのですが、彼女はそれらを一つ一つ雑巾で拭き、もとあった場所にきれいに戻してくれます。

次に、国際スタッフの朝食を出します。
以前の朝食メニューはケーキとお茶だったのですが、一度誰が教えた訳でもないのに、ドリップ式のコーヒーを入れてくれました。それがとても美味しくて、大絶賛したところ、最近では毎朝美味しいドリップコーヒーを出してくれるようになりました。
美味しいコーヒーで一日を始められる幸せ・・・♪

それから、キッチンに山と積み重ねられた食器洗い。
夜や週末は国際スタッフは自炊しているのですが、食器等はそのまま置いておくことが多く、大抵毎朝山のように鍋や食器がキッチンシンクに残っています。
それらを鼻歌を歌いながら、次々と片付けていきます。

そして昼食準備。
昼食は、毎日美味しいアフガン料理を出してくれます。
昼食は、国際スタッフ・ナショナルスタッフ全員でお金を出しているのですが、驚くのは彼女の資金回収能力。
毎月の支払いを忘れるスタッフがいようものなら、ものすごい勢いで回収に出向きます。
また、メニューに肉が出る時は、若干支払いを上乗せしなければならないのですが、その時も、渋るスタッフからものの見事に徴収してきます。
確実な資金回収能力は、ナニワ金融道も恐れをなす位(笑)。

午後は、昼食の後片付けをして、事務所や国際スタッフの部屋の掃除、それから洗濯・アイロンがけです。

彼女が掃除した後の部屋や事務所スペースは、驚くほどの綺麗さ。
ものがピシッと整理整頓され、埃一つ塵一つありません。

よくよく観察してみると、椅子の足や敷居の隙間、階段手すりの足元等、普段気が付かないような場所も丁寧に拭き掃除をしています。綺麗になるのも当たり前ですね。納得。

洗濯物もパリッとアイロンが効いて、清潔になって仕上がってきます。
ただ、彼女のプライオリティは、清潔>傷みのようで、余りに激しく洗ってくれるため、洗濯物の傷みが早いのが玉にキズ(笑)。

これだけの仕事を、業務時間内に全てこなし、しかも時間が余ってお茶を飲んでいる彼女。
本当に「ザ・スーパー主婦」なのです。

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2007年7月31日 (火)

朝の時間

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

以前も書きましたが、ワタクシ、こちらに来てから「超」朝型人間になりました♪
なんせ、ドライバーやセキュリティガードは超朝型。
早朝の事務所敷地内の賑やかさについては、ここで繰り返すまでもありません。

私は、朝の時間がとても好きです♪

まだ誰も居ない事務所に座って、じっくりと将来的な事務所の方向性を考えたり、現在直面している問題について解決方法を考えたり。
夜だとバタバタしていて集中できないのに加え、一日の疲れもあるのか、どうしても発想が後ろ向きになり勝ち。

一方、朝の場合、まだ汚染の少ない爽やかな空気と、明るい日差しのおかげで、自然とプラス思考になってきます☆

思えば、前職の時も、職場に行く1時間くらい前に、職場近辺の喫茶店(スタバかタリーズ)に寄って、勉強したり、本を読んだり、考え事をしたり、していたものでした。

実は朝型人間の方って多いんですよね。朝の喫茶店では、直接会話はしませんが自然と顔見知りの人が出来たり、自然とそれぞれが座る定位置が決まってきたりということがありました(笑)。

おかげで今もスタバやタリーズ大好き人間です♪
カブールにも出来ないかなぁ・・・。

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2007年7月19日 (木)

水事業が完成しました!

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

昨年の8月からパルワン州で行っていた「飲料水供給事業」が、本年6月末に遂に完成しました!!

これは、パルワン州の3つの村で飲料用の水を供給するシステムを建設し、1つの地域で50年前から使われている地下水路(カレーズ)を復活させ市の水道システムに接続するというプロジェクトです。

これまでにこのブログでも「JENの事業地ご案内」として、ベランディ村ゴル・ゴンディ地区をご紹介させて頂きました(他の2村についても、追ってご紹介しますね!)。

「プロジェクトは生き物であり、そもそも計画通りに進むプロジェクトは無い」、と良く言われますが、このプロジェクトにも相当苦労させられました・・・(笑)。

事業地の村を回るたびに、「なぜこのような場所にわざわざ家を建てたんだろう・・・」、という疑問が毎回自然に脳裏に浮かぶような土地ばかり。

村に行き着くにもいつも一苦労です。
慣れない私は、ずるずると崖から滑り落ちることが何度も。
いつもスタッフの手を借りて登るような有様でした。

資機材の運搬は、車両ではもちろん無理なので、ロバの背に乗せたり、人海戦術で村人総動員で運んだり。
そのため時間とコストが余計にかかりました。

しかも、事業実施時期が丁度冬に当たってしまったため、また、今年の冬は例年に無い降雪と寒波だったため、事業の進捗も一進一退。気候にも相当泣かされました(笑)。

さらに、「21世紀は水の世紀」と言われますが、それを実感するようなことも多々ありました。
3つの村では、山の中にある泉の水を水道管で貯水槽に溜め、そこから村中に引いた水道管を通して、村の中に複数設置する共同水栓に運ぶシステムを建設したのですが、この共同水栓をどこに設置するかで相当もめたのです。

この話し合いは村人の代表により設立されたCommunity Development Committeeで協議・決定してもらうことにしていたのですが、そう簡単には事は運ばず、なかなか決まらない、決めたものが破棄されるというようなことがざらにありました。

他にも、「あんなこと、こんなこと、あーったーでしょ~♪」と歌いたくなるくらい、様々な出来事が走馬灯のように、思い浮かびます・・・(笑)。

しかし、スタッフ全員で苦労して作り上げたプロジェクトであればある程、完成して村の人びとの生活に役立っていることが確認された時の感慨はひとしおです。

完成後の施設を確認に行ったところ、これまで毎日2時間くらい費やしていた女性や子供の水汲み労働時間が、大幅に削減された、と多くの村人から話を聞きました。
衛生的ではない用水路の水を使用せざるを得なかったり、村の高台にある唯一の井戸まで時間をかけて水を汲みに行っていたのが、家の目の前にある共同水栓で簡単に衛生的な水が入手できるようになったのです。
また、近隣の合意を得た上で、共同水栓に長いホースを付けて、家まで直接水を引いたりもしているそうです。

確かに、工事を行っている時に度々目にした、村の用水路で洗濯や食器洗いをしている女性の姿を全く見かけなくなりました。

共同水栓をひねってみると、とっても冷たくて美味しい水が迸るように出てきました。

暑さのせいか、崖のような坂を登ってきたせいか、それとも苦労したプロジェクトが完成したという感慨のせいか、共同水栓から飲む水は格別な味がしました♪

村の共同水栓前で。

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JENのスタッフ、村人、サブコントラクターの人たちと、プロジェクトの完成を示すサインボードの前で。

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2007年7月 5日 (木)

嬉しかったこと♪

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

今日はとっても嬉しいことがありました♪

話の発端は昨日のこと。
ドライバー達から、急遽どうしても話がしたいという依頼を受けたのです。
そこで、スケジュールを調整し、本日、全ドライバーとミーティングを持ちました。

しかしながら、余りに話が突然であることや、ドライバー全員が一団となって事務所長と話をしたいという状況などから、最悪の事態(?)を想定していました。
例えば、賃上げ交渉、想定不能な問題の提示(不正?!)等・・・。

肝を据え、細心の注意を払いつつミーティングを開始したところ、ドライバー達から出てきたのは、事務所の業務効率化を考えたプロダクティブなアイデアの数々・・。

ドライバーは、エンジニア等のプロジェクト担当者を現場に送ったり、資機材を現場に運んだりするため、プロジェクト担当者以外では、最も現場に近いところで働くスタッフなのです。
したがい、プロジェクトをよりよく進めるためのアイデアを沢山蓄積してきた様子。
しかしながら、それをエンジニア等に進言することは、諸事情により難しいということで、直接所長に話が来たという次第。

各スタッフが、長期的なヴィジョンを保ちつつ、それぞれに課されたタスクをより良くこなすために、常に考えながら仕事をしてくれれば、これに勝る喜びは無い訳ですが、自分の職務範囲を超えたこと、事務所の効率化やより良いプロジェクト管理について考え、さらに提案してきてくれたその姿勢に、感動すら覚えました。

現場仕事をしていると、ビックリするような想定外のこと(時にはハラワタの煮えくり返るようなこと)がしばしば起きるもの。
そのため、平常心を保つため(殆ど保てていませんが・・・笑)、自分の心の立ち位置を探ることに必死になることもしばしば。

そんな殺伐とした(?!)日々の中、より良いプロジェクトにしたい、という気持ちと、そんな気持ちを通じた改善提案をしてくれたことに、大いにエネルギーをもらいました。

そして、彼らのこのような気持ちがずっと続くようなオフィス環境を整備・更新していかなければ、と気持ちを新たにしたのでした☆

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木漏れ日♪

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2007年6月 3日 (日)

働き者の手

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

先日、スタッフにお給料を渡しました。
お給料を渡す時は、ありがとうの言葉と気持ちと共に、握手をして渡すようにしています。
みんな、大体ごつごつの手をしています。

それは、アフガニスタンの人たちが、総じて働き者且つ綺麗好きだからではないかと思われます(もちろん人によりますが)。

ドライバー等は朝の5時くらいから車を洗ったり、エンジンをふかして車の状態をチェックしたりしています。

早朝、ベッドの中でウトウトしていると、ジャーっという水の音がして、すぐにブルンブルンとエンジンの音が鳴り響き、その後ぺちゃくちゃとおしゃべりの声や笑い声が響いてきます・・・(みな、総じてとてもおしゃべり)。
ここまで来ると、たとえ朝の5時半であっても、もはや起きざるを得ません(笑)。

そして、日本育ちの私から見ると驚くほどに、多くのことを自分たちでこなしてしまいます。
壊れたスコップやつるはし等の工具を直したり、水漏れしていた事務所の水道管を取り替えたり、薪を割ったり、花や果実をすくすくと育てたり・・・。
そして男性でも、お料理をしたりお皿を洗ったり。休日に私が一人で居た時などは、セキュリティガードが美味しいご飯を作ってくれたこともありました(笑)。

日中、オフィスワークに疲れてふと事務所の庭に目をやると、セキュリティガードがせっせと花の苗を植えたり、庭に水を撒いたり、水タンクに水を入れたり、休む間もなく働いている姿を目にすることがあります。
そういう姿を見ると、とても嬉しく感じて、エネルギーをもらい、私も頑張ろう!と思うのです♪

どのような仕事であっても、自分の職務に忠実に、一生懸命こなしている姿は美しいですね☆
そんな、美しいスタッフで溢れる事務所にしていきたいです。

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事業サイトでスタッフを待つ合間にも車の掃除を欠かさないドライバー。ビューチフル!

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2007年5月 8日 (火)

外交フォーラム!

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

お知らせがあります!

本日(5/8)発売の「外交フォーラム 6月号」に原稿を書かせて頂きました。

「紛争後復興支援の現実と実感 自立を支える触媒としてのNGO」という内容です。

アフガニスタンの復興支援の現状、その中でNGOが果たすべき役割、スタッフ育成を中心とした現在の仕事の内容や今後の方向性等、当地に来てから感じ続けてきたことや考えたことをまとめました。

宜しければ是非、ご覧下さい!

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2007年4月29日 (日)

プロフェッショナル進化論

ビジネス書が好きでよく読みます。
その中でも、田坂広志さんの本が好きで、これまでも何冊か読みました。
田坂さんの本は、切り口の斬新さと詩のような語り口で心に残るメッセージを伝えてくれます。
この本は恐らく最新刊。

社会で必要とされる人材と、社会で活躍する人材は異なる。
社会が高速で且つ大きく変革していく中、どのような分野・立場で仕事をするにしても、プロフェッショナルとして成長し続けることは必須。
それに際し、必要となる心構え、身に付けるべき能力、取るべき行動について語っています。

NGO業界で働く私たちにも、有益なポイントが沢山ありました。
私たちの活動は有益なことをしている、良いことをしているという自己満足に陥り、一匹狼的な行動を取ってしまう懸念と無縁ではないと思います。
しかしながら、それぞれの組織の存在意義を考えたとき、その目標を達成するためには、一つの組織で単独で行動するよりも、異なるレベルで活動するステークホルダーと調整したり協調したりしながら活動した方が、より目的到達が容易になると思われます。
その観点からも、メッセージ伝播力を鍛えること、共感を生むことの重要さを再認識しました。

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2007年4月27日 (金)

つながり

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

今回このブログを開始するに当たり、これまでお世話になった方々にご挨拶を兼ねてブログ開設のご連絡をさせて頂きました。それに対し、本当に多くの方々から励ましのメッセージを頂きました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました!

仕事をする上で重要だと思うこと。そのひとつに人とのつながりがあります。

一人の人間が集められる情報や出せるアイデアやには限りがありますが、多くの人が集まった方がインプットについてもアウトプットについても幅が広がると言えます。

そして、落ち込んでいる時や前に進めないときなどに、視点を変えるような気付きを与えてくれるのも人です。

アフガニスタンに来て以来、多くの人の思いやりや支えにより、今の仕事ができているのだということを実感することがより多くなりました。

そして、私もそのようなエネルギーを私とつながりのある人たちに届けられるような存在になりたいと思うのです。

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