アフガニスタンについて

2008年11月 6日 (木)

帰国しました!

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

ご心配頂き、また暖かいメッセージを頂き、
本当にありがとうございました。
おかげさまで、無事日本に帰って来ました!
(ちなみにネコスケも一緒です♪cat

振り返ってみると、様々な事件が連続して
起こったこともあり、帰国の直前はかなり
精神的にも厳しい状況にありました。

特にここ数カ月は、ライフル銃を持った
軍人や警官に追われたり、近くの建物が
爆発するというような夢を沢山見ました・・・wobbly

特に、自分自身もそうですが、スタッフの
身に対する懸念が常に気持ちの第一優先に
あったこともあり、日々治安情報の収集
分析を行っていたことが、このような
夢を見た原因かなと思っています。

とは言え、日本に帰ってきて、街中をぶらぶら
歩いたり、家族と生活したり、レストランで
食事をしたりというような普通の生活を送る
ことで、気持ち的にも大分落ち着いた気がします。

また、落ち着いたらアフガニスタンについて
考えたことについて、まとめたいと思います。

取り急ぎ、帰国の報告でした!

ありがとうございましたhappy01

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2008年9月24日 (水)

東京FMクロノス

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

今朝お話しさせて頂いた、ラジオ番組、東京FMのクロノス

クロノスとは、ギリシャ語で「時の神」を表すのだそうです。
なるほど~clock

今日のテーマは「アフガニスタン情勢」ということで、
とても興味深い番組構成だったようです。

私は、”POINT OF クロノス”というコーナーでお話しさせて
頂きました♪

ネットでもチェックできるので、是非、ご覧になってみて
くださいねwink

ちなみに、番組では「世の中まだ捨てたもんじゃないよな、
と感じたエピソード」を募集しているようです。

確かに、忙しいかったり暗いニュースにばかり触れていると、
気が滅入っちゃいますよね・・・・。
そんな時、じーんとするエピソードを読んだり聞いたりすると
心がほんわかして、パワーが出てくること、ありますheart02

そういうエピソードにに勇気づけられたり、一日を気持ち
よく送れたりするんですよね。
そういうエピソードに溢れた世界って素敵ですよねshine

そんなお話のある方は、是非、番組に送ってみなさんと
シェアされてみてはいかがでしょうかheart04

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2008年9月23日 (火)

ラジオ(東京FMクロノス)出演

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

ラジオの取材を頂きましたkaraoke

放送時間が若干朝早いのですが、爽やかな朝の空気fuji
味わいながら、お聞き頂ければと思います♪

番組名:東京FMクロノス80MHz(JFN全国38局ネット)

放送日:2008年9月24日(水)6:15am~←明日の朝です!!
   (生放送のため変更になる可能性があります)

お話しした内容は、
1:最新のアフガニスタン情勢
2:現在の支援の形態・内容
3:現地の人々の、いま最も切実なニーズは?

です。

宜しければ是非お聞き下さい☆

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2008年9月22日 (月)

いのちの価値

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

先日、Human Rights Watchが、“‘Troops in Contact’:
Airstrikes and Civilian Deaths in Afghanistan”

というレポートを発表しました。

同レポートによると、2006年~2008年7月の約2年半で、
アフガニスタンでは3,102人の民間人が、テロや米軍等の
誤爆の被害を受け亡くなっているとのこと。

うち、少なくとも724人が米軍やNATO軍の誤爆による直接の
被害者だそうです。

同レポートの内容を要約すると、

・空爆被害により、国内避難民の増加を招いている。

・空爆には「計画的空爆」と、地上部隊応援のために急遽出動を
 求められる「突発的空爆」の二種類があり、一般市民の被害は、
 前者では殆どなく、後者のケースで著しい。

・「突発的空爆」の場合、国際人道法の、一般市民の人命被害を
 最小限に止める義務に従っているか疑問の余地がある。

・タリバンやアルカイダ等の反政府勢力も、意図的に一般の村に
 逃げ込むことで、一般市民の犠牲者を増やしており、これも
 国際人道法に反する行為である。

・米軍やISAFによる市民の犠牲は、米軍やISAF軍に対する憎悪を
 増加することに加え、反政府勢力に対する支持の増加につながる
 可能性もある。

===
9.11の記念式典では、多くの犠牲者の家族が、愛する人の死を
悼んでいました。
そしてその様子はCNNやBBC、その他のメディアを通じて世界中に
放映されました。

一方、アフガニスタンの村では、世界からの注目等殆ど集めない
中、さまざまな悲劇が、9.11の犠牲者と同じように普通の日常を
営んでいた人たちに、突然降りかかっています。

家族の誰かが突然亡くなる悲劇。
自分自身が大けがを負う悲劇。
なんとか生き延びても、家や家財道具を一切失い、暮らす当てが
なくなってしまう悲劇。
もしくは、またいつ攻撃があるかもしれないという恐怖感のため
村を捨てなければならなくなった悲劇。

例えば、先述のレポートでは、以下のような事例が挙げられています。

2007年3月4日、カピサ州のニジラブ地区では、土造りの家に
投下された米軍機による2発の2,000ポンド(約1トン)の爆弾により、
9人の民間人(女性5人、子ども3人、老人1人)が死亡した。

生存者である7歳のムジブ君は、ジャーナリストに対しこう語った。
「僕はお母さんと妹と弟とおじいちゃんが死ぬのを見たよ。
 僕たちの家も壊されたんだ。」

その後の報道によると、同日朝、地元のタリバンリーダー達が
ニジラブの軍施設に対しロケット弾を発射、被害者はなかった。
その後、米軍機のパイロットが、ライフル銃を持った2人の男が
周辺地域から民家に逃げ込んだのを確認し、米軍による1時間に
わたる迫撃砲の集中砲火が行われ、最終的に2発の爆弾投下に
終わった。

同レポートでは、米軍は攻撃対象となった民家には民間人が
居住していることを知っていた可能性があり、国際人道法に
抵触すると指摘しています。

ちなみに、約1トンの爆弾2発とのことですが、先日の大災害となった
イスラマバードのマリオットホテルでの自爆テロで使用された爆薬の量が
1トンだったと言われています。その際の被害映像や、10km離れた場所で
体感できた振動や爆音などからも、1トンの爆弾による破壊力の大きさを
推察できます。
しかも、米軍が使用する爆弾なので、マリオットのケースに比べ、より
効率性の高いものだったと考えられます。

===
3,102人の被害者それぞれに、家族があり、生活があり、人生がありました。
いままた忘れられつつあるアフガニスタンで、今日も起きている悲劇です。

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2008年8月31日 (日)

ありがとう

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

日本人誘拐殺害事件が発生してから、たくさんの方々から
安否を気遣うメールやコメントを頂きました。

この場を借りてお礼を申し上げます。

色々な場所から、心配して気遣いの連絡をくれる
知人・友人達の存在に、とても勇気づけられ
パワーを頂きました。
本当にありがとうございました。

おかげさまで、ジェンのスタッフ一同、治安に配慮しつつ
活動を継続しています。

===
アフガニスタンの治安を考えるときに、思い出す
事件があります。

2007年の初め頃だったでしょうか。
カブールで一人の自爆テロ未遂犯が捕まりました。
彼は、パキスタンの難民キャンプでで長年暮らした
アフガニスタン人。
パキスタン国内で仕事がないまま、また事情があったためか
祖国にも帰れず、先の見えない生活を送っていたそうです。

そしてある日タリバンから自爆テロの実行を持ちかけられた。
金額は明示されていませんでしたが、自爆テロに成功したら
難民キャンプで暮らす彼の家族を一生面倒見るというオファー
だったそうです。

それ以外選択肢がなかった彼は、タリバンのオファーを受け、
カブールに自爆テロ犯として潜入したのでした。

===
国際協力とは、「ひとつでも多くの選択肢を作るための側面
支援をすること」だと考えています。

究極の選択をせざるを得ない人びとが増えることが、
社会不安や、タリバンのような組織が育っていく土壌を
醸成すると思います。

だからこそ、人びとが一つでも多くの選択肢を持てるように
支援を継続していくことが重要だと思うのです。

カブール市内のバスターミナルにて、日雇い仕事を求めて集まる人びと

Cimg1470

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2008年8月27日 (水)

日本人誘拐事件について(2)

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

昨日発生したペシャワール会の職員の方の誘拐事件、
本日とても残念な結果になったとの報道がありました。

ペシャワール会は、現地に根差した、ニーズに合った、
きめ細かい支援を行ってこられた団体だと存じています。
報道によると、被害に遭われた伊藤さんは、5年間も
ナショナルスタッフと寝食を共にし、農業指導をされて
いた由。

現地で生活したことのある外国人なら誰でも共感頂けると
思いますが、「アフガニスタンで」「ナショナル
スタッフと寝食を共にし」「長く」暮らすということが、
どれだけ大変なことかというと、実は筆舌に尽くし難い
ことなのです。

それを5年間も続けられていたということだけでも、
現地に根差した活動をされて左証でしょう。

ペシャワール会の方々やご家族の皆さん、何より
現場で活躍されていた伊藤さんご本人の無念を思うと
非常に形容しがたい思いで一杯になります。

伊藤和也さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

===
今回の事件で懸念されるのは、前回書いたように、
十羽一絡げにアフガニスタン=危ない議論になってしまうこと

加えて、ペシャワール会さんの責任を追求する
ような議論になってしまうことです。

話がそれるようですが、問題の解決には、まずは問題の
特定が必須です。
そして、問題の特定のためには、報道等の2次情報や
それらの解釈等の3次情報ではなく、1次情報を集める
ことが不可欠です。

今回の犯行の背景については情報が錯綜しており
未だ予断を許さない状況にあるかと思います。
しかしながら、ひとつだけ確実に言えることは、
今回の事件の発生要因には、様々な要因が複雑に
絡んでいるということです。

===
例えば、タリバンの広報官が犯行を認める声明を
出したようですが、一方で、犯行の認知まで若干
タイムラグがありましたよね。

現在のタリバンは、1994年に、ムジャヒディンの跋扈で
荒廃したアフガニスタンに流星のごとく現われ、
(多分に原理主義的解釈ではあったものの)イスラムという
規範に基づいて治安を確立・国内を制定した初代タリバン
からは大きく変化してきていると言われています。

政治的な目的で犯行を行う集団、自己の勢力拡大を目指す
集団、そして単なる犯罪目的の集団等々、指揮系統の
統一が失われてきていると言われています。

そもそも様々な集団の寄せ集めであったことや、
一度解体されてから既に10年以上が経過している
ことなどからも納得できる話です。

タリバンと言われる集団のこのような経年変化も、
アフガニスタンの現在の治安悪化に影響を与えていると
言えるでしょう。

===

話は戻りますが、このようなタリバンの経年変化
という情報については、現地の地の利や情報ソース等がない限り
離れたところではなかなか確認できない内容ではないでしょうか。

JENは、ホームページでも伝えていますが、
今回の事件のようなことが再び起こらないためにも、また
アフガニスタンの治安回復のためにも、支援の継続が重要だと
考えています。

JENは、治安情勢に配慮しつつ、職員の安全を確保しつつ活動を
継続していきます。

安全を確保した活動の継続のためにも、大局観を持った情報の収集は
必須であり、そのためにも、現地での活動継続が必要だと考えています。

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2008年8月26日 (火)

日本人誘拐について

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

先週末、アフガニスタン出張からイスラマバードに
戻って来ました。
アフガニスタンでの出張時の様子はまた別途アップしますね。

ところで、本日、アフガニスタン東部のナンガハール州で、
ペシャワール会の日本人NGO職員が誘拐されたとのこと。

ペシャワール会は地元に密着し長く活動を続けていた団体と
聞いています。
私も赴任前に、ペシャワール会代表の中村哲先生の本を
何冊か読ませて頂きました。
地元密着の姿勢、そしてその時に必要とされる支援を
何としても届けるという姿勢に、大きく感銘を受けたことを
記憶しています。

残念ながらJENの活動地と離れていることもあり、
アフガニスタンへの赴任後も直接ご面識を得る機会は
なかったのですが。

いずれにしても、誘拐された人たちが一刻も早く
無事に解放されることを祈っています。

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2008年8月18日 (月)

治安維持と人道支援

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

アフガニスタンでは、現在カブールの治安維持責任は
多国籍軍(ISAF:International Security Assistance Force)に
属しています。

これが、近日中にアフガニスタン国軍(ANA:Afghan National Army)に
移譲されることになっています。

ISAFとANAの装備や人材等々の違いを理由に、
この責任の移譲を契機に、カブールの治安が大幅に悪化するのでは、
との見方が大勢を占めているようです。

ところが、先日のANSOのCountry Directors Meetingにて、
上記の責任の移譲が治安にもたらす影響について
ANSO及び出席者のCountry Director達に意見を
求めてみたところ、かなり意外な、と同時にある意味
当然と言えば当然の反応が返ってきました。

例えば、こんな感じ。

「フッ(鼻で笑う音)。治安維持だって~?!ISAF軍が
 市内を通るたびに市内の大部分が通行止めになって
 足止めを食らってテロに巻き込まれる危険性が高まったり、
 ISAFが一般市民を巻き添えにしたり、ISAFのお陰で攻撃
 されるような状況を治安というならね~。ハハハ~ッ。」

参加していたのは、殆どが欧米のNGOでした。

===

現在のアフガニスタンにおける治安維持と人道支援について
考えるとき、2つのポイントがあると考えます。
第1は、アフガニスタンの国民感情。
第2は、反政府勢力の反応。

第1点目については、上記のANSO meetingでの回答に
あるように、交通が頻繁に遮断されるだけでなく、民家への
誤爆や市内での一般市民の殺傷等が頻繁に起きている
ことは周知の事実です。

したがい、アフガニスタンの一般市民からすると、
たとえ治安維持のために来ているとしても、やはりISAFに対し
好意的な感情を持つことは非常に難しいようです。

ISAFは、そのような状況を改善する目的もあり、
Provincial Reconstruction Team (PRT)による復興・開発事業を
実施しています。

しかしながら、戦車に乗ったフル装備の軍人が、学校で
子ども達に文房具を配ったり、クリニックで病人を診察をしたり、
はたまた建設事業を監督したりという状況には、こちらが
非武装であることもあり、アフガニスタンの一般市民でなくても
非常に違和感を感じると同時に、やはり単純な恐怖感を感じます。

アフガニスタンのどの場所でも耳にする言葉。
「欧米は自国の国益のために支援をしているけれど、
 日本は純粋にアフガニスタンのための支援をしてくれている」

これは、既述のような事実の積み重ねから、少しずつ醸成されて
いった感情なのだと思います。

このような環境の中で、人道的目的でアフガニスタンを訪れ
活動を続けている欧米のNGOが、日本のNGO以上の困難に
直面しているであろうことは、容易に想像できます。


加えて、第2点目。

先日のLogar州でのNGO職員の殺害に関連し、
タリバンが、カナダ軍が派兵を中止しなければ、
今後もカナダ人を殺害していくとの声明を出しました。
記事①
記事②
その他

この声明が、現政権下での混乱の醸成を目的としていることは
明らかです。

先日も書いたように、治安の安定しない場所であるからこそ
より高い人道支援のニーズが存在します。

しかしながら、例えばチェチェンレベルまで治安が不安定化して
しまった場合、人道支援団体の活動自体が不可能になって
しまいます。

人道支援の実施に際し、ある程度の治安の安定は不可欠です。

その観点からすると、外国軍の派遣がどれくらい治安の安定に
寄与しているのかという点については、慎重に検証する必要が
あると思います。

現在のアフガニスタンの状況を見ると、治安維持のために
来ている外国軍ですが、残念ながら当初の目的とは異なった
状況を生み出していると言わざるを得ないように思いますが、
如何でしょうか?

===
そして、このような状況を踏まえて今後懸念されることは、
治安悪化が激化することにより、人道支援団体が支援を停止
した時の社会的なインパクトです。

真に支援を必要としているにもかかわらず、治安の不安定化のため
支援が届かない地域や人びとが多数でてくることによる混乱や不安定化。

加えて、国際支援以外に主要な産業が育っていない
アフガニスタンにおいて、支援団体が撤退することによる
雇用者とその家族、引いては社会全体に与えるインパクト。

今回事件に遭ったIRCは、支援の一時停止を表明していますが、
アフガニスタンの事業規模は、国際スタッフ10名、
ナショナルスタッフ500名とのことです。

アフガニスタン人の家庭では、両親、夫婦、その兄弟、
子ども達というように、一般的に数世代・十数名が一緒に
暮らしています。
その中で稼いでいるのは、例えば夫とその兄弟のみ。

つまり、2人程度で10人以上の規模の大家族を養っている
家庭が殆どです。

IRCだけでも、単純計算で約6千人の生活に影響を
与えることになります。

仮に、撤退や活動の一時停止を行う国際支援団体が
今後も出てくるとすると、そこで働いているスタッフと
そのスタッフにより生活を支えられている家族に
大きなインパクトがあることは間違いありません。

ことほど左様に、直接的・間接的に、タリバンの思った通りの
不安定な状況が醸成されていくことになることが、
現在のアフガニスタンが内包する大きな懸念と言えます。

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2008年8月17日 (日)

アングールのシーズン

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

現在、アフガニスタンはアングール(葡萄)の季節真っ盛りです♪
Cimg1468

JENの事業地のあるパルワン州に向かう道路沿いには、
周辺の畑で採れたばかりのアングールが売られています。
Cimg1385

Cimg1386_2

Cimg1388

当地の葡萄は、日本と異なり添え木をせずに、地面に這わせて
育てる栽培方法がとられています。
そのため、地面が鮮やかな緑色に輝いています。

以前当地を訪れたジャーナリストの方が話していたのですが、
紛争終結直後は、カブールからパルワンに向かう道路沿いは
破壊しつくされ、一面土色の荒涼とした土地が広がっていたそうです。

それが、地雷が除去され、人びとが故郷に戻り、そして
また名産の葡萄を育て始めた。

その経緯を知っているからこそ、パルワンに向かう道路沿いの
葡萄畑の緑色が、特別に美しく見えるのだと話していました。

Cimg0819

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2008年8月13日 (水)

治安について-ロガールの事件で思うこと

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

本日、カブールの南に位置するLogar州で
IRC(International Rescue Committee)の
国際スタッフ3名とアフガニスタン人ドライバー1名が
移動中に襲撃・殺害されたようです。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/7558076.stm
http://in.reuters.com/article/domesticNews/idINSP28185020080813

Logar州は、最近とみに治安の悪化が指摘されており、
ANSO(Afghanistan NGO Security Office)でも
移動等は検討した方が良いと言われていました。

事実Logar州では、中央部ではWardak州に次いで
2番目に多くの反政府武装勢力による事件が発生しています。

===
今回の事件で非常に違和感を感じるのは、3人もの女性が
殺害されているということです。

アフガニスタンの文化的に、女性を殺めるということは
馴染みがありません。

この点からも、そのような勢力の侵入を許す程、
情勢が不安定化しているとも考えられます。

アフガニスタンの状況が大きく変わりつつあるのかもしれません。

===
さて、このような事件が起こると、何故そのような地域に?
という議論が発生すると思います。

このニュースが入る前でしたが、今日はANSO の
Country Directors Meetingに出席してきました。

各国NGOのCountry Directorが集まって、
現在のアフガニスタンの治安情報や各NGOの見解や対策を
シェアするものです。

本日は50~60名のCountry Directorが参加しており
今回被害に遭ったIRC以外にも、治安の悪い地域で
活動を続けているNGOが多数ありました。

いずれにしても、このような状況でも、これほど多くの
NGOが活動を継続しているということは嬉しい驚きでした。

やはり治安やアクセスが悪ければ悪いほど、人道支援の
ニーズが多くあるからというのが、既述の問いへの回答なの
だと思います。

もちろん、各ソースから十分に情報を収集し分析した上で、
それぞれが活動する地域情勢に合わせた対策を取ることは当然です。

ただ、このような事件が起こるたびに、十羽一絡げにして
アフガニスタンは危ないという議論をするのは、
思考停止に陥った議論だと思います。

そのような思考停止の議論をベースに、アフガニスタンから
国際支援の手が引いていくことは、
過去の悲劇を繰り返す危険性を孕んでいると思います。

もちろん、他の国に比べればアフガニスタンの治安状況が
悪いことは全く否定するものではありません。
しかしながら、アフガニスタンの中でも、地域によって
治安状況に差があるというのは、他の国と同様だと思います。

大局観を失わずに、過去の悲劇を繰り返さないように、
必要な対策を取りながら、行動を続けることが必要だと思います。

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