« セクハラ対策 | トップページ | ネコスケ »

2008年7月27日 (日)

気になること②:エキセントリックな噂話

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

久々ですが、アフガニスタン出張時に気になったこと、
その2です。

それは、アフガニスタンの人びとの、他国の人びとに
対する猜疑心の高まりを表わすような出来事です。

スタッフの一人と話していた時のこと。
「ここだけの話ですが・・・」というような感じで、
スタッフが打ち明けてきたことがありました。

その話というのが、アフガニスタンの東部にある
特殊な鉱物資源の鉱山から資源が盗まれている、
というものでした。

そのスタッフによると、欧米の特殊部隊が、
誰も見ていない真夜中の時間帯に、特殊ヘリで
その鉱山に飛んできて、鉱山資源を盗掘している
というのです。

確かに、アフガニスタンの未発掘鉱物資源の
ポテンシャルについては、最近注目されているようです。

とは言え、特殊部隊が当該国の許可なく、且つ条件の悪い
夜中に資源を盗掘するなど、普通に考えればあり得ない話と
判断できます。
しかしながら、アフガニスタンは噂の国なので、
この話を信じている人はかなりいると思われます。

===

なぜこのようなあり得ない話を簡単に信じ込んでしまうのか。
それはアフガニスタンの歴史を振り返ってみると容易に
推察できます。

四半世紀以上もの間、紛争の続くアフガニスタンですが、
自国からしかけた紛争は殆どありませんでした。
殆どが周辺国や第三国からの干渉によるものです。

そのような歴史を振り返ってみると、他国に対して
猜疑心を持たない方が難しいのかもしれません。

また、近年になっても、治安制定のために入ってきているとはいえ、
たびたび民間人を巻き添えにした事件を起こしている
欧米の軍隊に対し良い印象を持っている人はあまりいないでしょう。

このような悲しい歴史が、既述のようなエキセントリックな
考え方や噂に繋がるとの仮説に思い至り、複雑な気持ちを持ったのでした。

Cimg1253
本文とは関係ありませんが、開発の進むカブール。
土れんが造りの伝統的な家々の向こうで、建設される新しい住宅。
お菓子の家のようなキュートさ。素敵なセンスです(笑)。

|

« セクハラ対策 | トップページ | ネコスケ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« セクハラ対策 | トップページ | ネコスケ »