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2007年9月

2007年9月30日 (日)

とある平日の夕食

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

今日の夕飯には、頂きもののレーション(ration、軍隊の野戦食)を食べてみました。
色々な国の軍隊がレーションを作っていますが、食べ比べた方の話によると、フランス軍とイタリア軍のレーションがかなりイケるらしいです。

さて、今日食べたのは米軍のレーションで、選んだのはビーフ・エンチラーダ(他にも色々なメニューがありました)。
エンチラーダというのは、メキシコ料理の一種です。

袋を開けると、色々なものが入っています。

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・エンチラーダセット(豆ペースト、トルティーヤでビーフを包んだもの、チェダーチーズペースト、ソースがそれぞれ別々の袋に入っている)
・野菜ビスケット
・クッキー
・粉末レモンジュース
・インスタントコーヒー
・砂糖、粉末クリーム、塩、粉末唐辛子
・発熱剤(水を入れたら発熱する)
・飲み物用のビニール袋
・スプーン

まー至れり尽くせりです。野戦食ですからね。

味は、結構濃い目。
エンチラーダをおかずに白米が食べられそうな感じでした(笑)。
ボリュームがあったので、半分に分けて食べましたが、結構満足でした。

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2007年9月29日 (土)

とある休日の一日

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

最近、朝晩がめっきり冷え込むようになってきたカブールです。
そのため、休日は特に朝寝や二度寝が心地よい訳ですが、今朝はドーンという音で目が覚めてしまいました。
またロケット弾がどこかに落ちたのか?と思っていたら、実は大規模な自爆テロでした。
カブール市内で、アフガニスタン国軍のバスが内部から爆発したとのこと。

また、本日「間違いだった」というコメント付きで解放されましたが、26日には、国際赤十字(ICRC)のスタッフがワルダック州で誘拐されました。ジュネーブ条約で中立性が謳われているICRCのスタッフが誘拐されるというのは、それだけ秩序が失われてきているとも言えるのではないでしょうか。

治安の悪化を感じる事件が本当に増えてきました。

そんな中、本日は事務所で丸一日お仕事。
そして夜は、日本の警備会社の方とJENの事務所でお好み焼きを作って食べました。

治安情勢の判断の仕方からミサイルの種類や破壊の仕組みまで、多岐にわたるとても興味深いお話を伺うことができました(軍事マニアの方には垂涎の内容だったと思います(笑))。
その他にも、その事務所では3匹の猫を飼っていらっしゃるので、飼い猫の話でも盛り上がりました(笑)。

明日からまた1週間が始まります。がんばるぞ~!

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2007年9月28日 (金)

送別会

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

本日は、元JENスタッフであり、直近ではUNに勤務し、総計約5年間をアフガニスタンで過ごした椎名さんの送別会を行いました。
椎名さんは明日、日本に帰国するのです。

椎名さんは、JENアフガニスタンで勤務していた2002年頃、JENの支援速報のページでハードボイルドタッチの記事を沢山書かれていました(駐在員椎名カブール日記)。
椎名さんの書く文章は非常に味があり、且つ、日常的な出来事を端緒としつつも、そこから「NGOの仕事とは」、「復興支援とは」、ということを考えさせられるとても繊細な内容で、椎名さんの人柄を表しています。私は、初心を思い出したいとき等に、今も椎名さんの記事を読み返したりしています。

アフガニスタンでの5年間って、本当に長いですよね。
復興支援が津波のように大量にアフガニスタン入ってきて、そして波が引くように引いていった歴史を、NGOとUNという異なる機関で身を持って体験した経験を、今後の仕事にもきっと生かされることと思います。頑張ってください(^-^)/

私も当地に赴任してからもうすぐ1年になります。
あっという間という気もしますが、長かった~という気もして、複雑な気持ちです。

本日は、何気にカブールで働くブロガーの方々が勢揃いでした。
エコノミストのこの方も、お子さんが生まれたばかりのこの方も、写真のステキなこの方も。

Photo

この写真(↑)は、アフガニスタンで働くエコノミストから頂きました。
ありがとうございました♪

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2007年9月27日 (木)

読書日記

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

ドバイでの入院・療養中は、幸いにして(?)じっくり&たっぷり沢山本を読むことができました。
乱読ですが、入院・療養中の友だった本たちをご紹介します。

ミャンマーの柳生一族
高野秀行(集英社文庫)

冒険家高野秀行氏のミャンマー紀行。高野氏は、現代の秘境を巡り、その旅行記を多数記しています。
破天荒な冒険、独特の文章が非常に愉快で、とても惹きつけられます。これまで出版されている本は全部読みましたが、どれも大変魅力的。

この本は、現在のミャンマー軍事政権を柳生一族に置き換え、高野氏の大学冒険部の先輩船戸与一氏とのミャンマー紀行の模様をつづった本。
かなり多くの爆笑ポイントが含まれていて、術後の体にはきつかったです(笑)。

しかし、丁度この本を読んだ直後にミャンマーは大変なことになってしまいました。ドバイに居た間、CNNではずっとデモの様子が流れていました。

フェルマーの最終定理
サイモン・シン(新潮文庫)

17世紀に残された数学の命題を、3世紀の時を経て20世紀に遂に証明した数学者を主軸に、数世紀にわたる数々の数学にまつわるドラマを紹介したノンフィクション。

フェルマーの最終定理を証明したワイルズのストーリーは、数学好きでなくても感動すると思います。私は、数学大好き!とは言えない人間ですが、知的好奇心を刺激されるとても面白い本でした。

未来を変える80人-僕らが出会った社会起業家
シルヴァン・ダルニル、マチュー・ルルー(日経BP社)

新たな視点と方法で社会問題に取り組み、問題解決をすると同時に利益を上げている人びとを世界中で取材した報告。
社会起業家という言葉は日本でも一般的になりつつあると思いますが、やはり企業活動と両立することを実践で示しているところが素晴らしいと思います。勇気付けられる本。

太陽の塔
森見登美彦(新潮文庫)

小説。やっと出来た恋人に振られた男子大学生の日常。
独特の文章と、現実と空想(妄想?)が入り混じる展開がとても面白く、ぐいぐい読めてしまいます。
京都の街が舞台になっているのも魅力的。
この本も、笑いのつぼが沢山あって、術後の体にはきつい本でした(笑)。
ええんじゃないか騒動@京都、是非体験してみたいですね。

マガジン青春譜
川端康成と大宅壮一
猪瀬直樹(文春文庫)

小説家の川端康成と大宅壮一の半生を主軸に、大正時代の文芸雑誌・出版社の興隆を交えつつ描いた本。
他にも芥川龍之介、菊池寛、島田清次郎等々、特色のある人びとが脇を固めています。
時代背景によるものか、作家という職業によるものか、破天荒な人が沢山登場し、度肝を抜かれる場面が沢山ありました。面白いです。

わが勲の無きがごと
津本陽(幻冬舎文庫

小説。太平洋戦争時にニューギニヤ戦線に従軍した義兄が、帰還後豹変してしまった理由を探るうちに衝撃的な事実を突き止める義弟。
生き地獄のような南洋戦線とその中に置かれた人間の理性の葛藤。
怖い本でした。ホラーやミステリーよりも、人間の精神が壊れた時が何より一番怖いですね。

季節の記憶
保坂和志(中公文庫)

小説。父親と息子の2人家族と兄と妹の2人家族の鎌倉を舞台にした物語。特別なことは何も起きない、スローな小説です。

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2007年9月26日 (水)

女子学生

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

今日、日本大使館で行われた会議に出席するためにカブールの街を車で走っていたら、下校途中の女子学生をたくさん見掛けました。

こちらの女子学生の制服は全身黒色。
黒の長めの上着に、黒のパンツというスタイル。
加えて、白色のチャダルと呼ばれる大判スカーフで頭を覆っています。
上級生になると、登下校の際は、制服の上からチャダリー(ブルカ)で全身をすっぽり覆います。

夏は日差しが強いので、日よけのために傘をさしたり、チャダルの上からサンバイザーやキャップを被っているオシャレな(?)女の子も見かけます。

また、通学路には、ちょっとした駄菓子屋さんが下校時を見計らって店を出しています。
小さいスナック菓子のようなものを色々売っていて、かなり興味深いです。

女子学生は、どこの国でも似てますね。
女子学生の通る道には、「キャピキャピ」って文字が浮かんで見えるような、明るい笑い声が溢れていました。

のどかで平和な光景に癒されました♪

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今日は写真を撮らなかったので、パルワン州の下校の様子をどうぞ。
伝統が強く残る地方部では、カブールに比べブルカ姿の女子学生の数が多く見られます。

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2007年9月25日 (火)

ティータイム

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

優雅にティータイム中のネコスケ。コップに顔を突っ込んで飲むのがお気に入り♪

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手のひらサイズだったネコスケも、携帯電話とは比べ物にならないくらい大きくなりました♪

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飼い主に似て、食に対する興味が著しく高いようです。ネコ夢中。

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2007年9月24日 (月)

抜糸、そして紛争地での備え

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

本日、在カブール日本大使館の医務官に抜糸をして頂き、無事盲腸の件も終了しました。
「糸が癒着しているかな?」と言われたときはヒヤリとしましたが、無事キレイに全部取って頂きました♪

今日は、盲腸になってみて感じたことを、紛争地での備えという視点で振り返ってみたいと思います。

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アフガニスタンには、外国人が安心して手術を受けられるような施設はありません。
運が良ければ、ISAF(International Security Assistance Force)の野戦病院で手術を受けることが出来るようですが、あくまで軍事operationに携わっている多国籍軍の関係者を治療することを目的とした医療機関のため、常に受け入れてもらえるという訳ではありません。

一方、手術を伴わない一般的な治療であれば対応してもらえる外国籍の病院はあります。
しかしながら、それらの病院に抜糸をしてもらえるかについて問い合わせたところ、対応出来ないと言われてしまいました。

つまり、アフガニスタンで手術の必要な病気や怪我をした場合、基本的に国外に出るしか選択肢はないのです。

===

一方、今回の私の急性盲腸炎の発症は、まるで胃炎のようでした。
胃がじわじわーっと痛くなってきて、耐えられないくらいの胃の痛みが連続的に襲ってくるようになったと思ったら、同時に断続的な吐き気も現れたのです。

そのため、最初ホテル付きのドクターに見てもらいましたが、原因がわからず、痛み止めを打ってもらったものの効かず、病院に行ったのでした。
しかしながら、病院に入ってからも、七転八倒しながら、問診→エコー→血液検査→CTスキャンと受けて、「急性盲腸炎」と診断されたのは病院に入ってから12時間くらい経過した後でした。

急性盲腸炎の場合、胃が最初に痛くなり、徐々に腹部右下に傷みが移動するケースが多いようですが、私の場合時間が経過してもずっと胃の周辺が痛かったため、診断に時間がかかったようです。

振り返ってみると、このような状況がカブールで発生していたら間に合わなかったかもしれないと思うとヒヤリとします。

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JENでは、日常的なセキュリティ対応や「もしも」の時の対応を定めたSecurity Planを作っています。その中で、Medical Evacuation(アフガニスタン国内で手術の必要な病気・怪我をした場合どのように対応するか)についても定めており、そこに緊急医療機関としてドバイの病院のリストを掲載していました。

R&Rの時もSecurity Planを携帯することにしていたため、真夜中に発病した急性の盲腸炎でしたが、リストから24時間対応且つ緊急医療に長けている病院を選んで行くことが出来たため、手遅れになることなく対応できたのでした。

将来起こり得る全ての可能性に備えることは不可能ですが、当たり前のものが備わっていないことが常態である紛争地で働くためには、やはり命に関わる最低限のことに対する備えは必要である、と今回の盲腸炎@ドバイでは身をもって実感した次第です。

ちなみにドバイの病院情報は、今回抜糸をして頂いた大使館の医務官に事前に頂いた情報を下に、Security Planにアップデートしておりました。
二重にお世話になり、本当に感謝です♪

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2007年9月23日 (日)

ネコスケ

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

久々に会ったネコスケは、パーフェクト主婦とプログラムオフィサーのタロウさんがバッチリ世話をしてくれていたおかげで、しっかり(ずっしり)成長、既に大人の風貌になっていました。
一方、結構1人(1匹)でいることが多かったせいか、同時にとっても甘えん坊になっていました。

ものすごく「かまってくれ~」って感じで飛びついてきます。
カワイイのですが、私が横になっていると、盲腸跡であろうと構わずにお腹に飛び乗ってきたりするので恐ろしい・・・。
まーもちろんネコスケが飛び乗ったくらいで傷口が開くことはありませんが、ドスンと飛び乗られるとそれはビックリする訳です。

成長したネコスケの写真を撮ろうと試みましたが、動き回って撮らせてくれないのであきらめました(笑)。次回撮れた時にアップします!

明日は抜糸です。ドキドキ。

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2007年9月22日 (土)

復帰!

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

本日、無事カブールに戻りました!
ドバイから乗ってきた飛行機が、土漠のような景色の中にぽつんと現れた空港に、くるくると螺旋を描いて降り立つと、あー帰ってきたなぁという気持ちで身が引き締まりました。

盲腸の手術の件では、心の篭った沢山のメッセージを頂きまして、本当にありがとうございました。

おかげさまで術後の経過も良好で、ドバイからカブールへのフライトも全く問題ありませんでした。
とは言え、しばらくの間は体調の回復に専念し、重いものを持ったり、激しい運動は控えて過ごしたいと思います。

また、今後とも、ブログを通じてアフガニスタンのことや紛争後復興支援の現場での思い等、折々にお届けしていきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します♪

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2007年9月17日 (月)

ドバイで盲腸炎!

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

実は、先週からR&Rでドバイに来ています。
アフガニスタンのようなストレス度の高い地域で勤務する職員には、心身のバランスを整えるために、定期的・強制的に任地を離れることが義務付けられています。R&Rは、国連や他の国際NGOでも定められている休暇で、通常2-3ヶ月に1回とされています。

ということで、ドバイに出てきた訳ですが、なんとドバイに出てきた途端、急性盲腸炎が発症してしまい、入院・手術をうけておりました。

手術を受けたのは生まれて初めてだったのですが、さすが南西アジア・中東・アフリカ駐在の方々がMedical evacuationで訪れる国だけあって、非常にシステマティックで質が高く心地よい医療サービスを受けることが出来ました。

入院してから手術を受けて退院するまで、なんとたったの2日間。

入院中も、「ルームサービス!」と言って運んでくる食事、一日1回交換されるリネン類、看護士さんとそれ以外の身の回りサービスを行う人が24時間で待機している等、ホテルのような快適なサービスを受けることができました。

休暇を満喫することができなかったのが残念なのですが、カブールを出てからの発症で、本当にラッキーでした。
カブールにも外国人が掛かれる医療機関はあるのですが、やはりここまで迅速且つ質の高いサービスを受けられたかというと疑問です。とは言え、抜糸はカブールで行わざるを得ないため、その様子は追ってご報告しますね!

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2007年9月13日 (木)

スーパーコンピューター

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

大変ご無沙汰してしまいました!
ご心配頂いた方も沢山いらっしゃったと思います。また、楽しみにして下さっていた方もいらっしゃったと思います。ご心配おかけしてしまい、また無駄足を踏ませてしまい、申し訳ありませんでした。
おかげさまで無事に、でもバタバタと忙しく過ごしておりました。

さて、こんなに間が空いてしまったのにはいくつか理由がありまして・・・。

まずは、発電機の不調。
シティパワーの供給時間が短くなるのに反比例し、発電機の稼働時間が長くなりました。
そして、元々調子の悪かった発電機が断続的に止まったりという症状が何度も起き、その度にスタッフが部品を買いに行って修理したり、修理工を呼んだり・・・。
そもそも中古品の発電機だったため、且つパーツ自体も完全な新品がなかなか無い状況なので、部分的な補修をしても完全に直るということはまれなのです。

そして、その余波を受け、オフィス内でサーバーとして使用していた年代物のスーパーコンピューターが壊れてしまいました。
毎回立ち上げるたびにどこかがおかしいという状況が続き、その度に修理を呼びましたが、結局立ち上げもできなくなってしまったという次第です。

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サーバーとして使っていたスーパーコンピューター(というメーカー/製品名?のパソコン)。

現在はサーバーを新しいパソコンに替えたので、なんとかやっています。

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