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2007年7月19日 (木)

水事業が完成しました!

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

昨年の8月からパルワン州で行っていた「飲料水供給事業」が、本年6月末に遂に完成しました!!

これは、パルワン州の3つの村で飲料用の水を供給するシステムを建設し、1つの地域で50年前から使われている地下水路(カレーズ)を復活させ市の水道システムに接続するというプロジェクトです。

これまでにこのブログでも「JENの事業地ご案内」として、ベランディ村ゴル・ゴンディ地区をご紹介させて頂きました(他の2村についても、追ってご紹介しますね!)。

「プロジェクトは生き物であり、そもそも計画通りに進むプロジェクトは無い」、と良く言われますが、このプロジェクトにも相当苦労させられました・・・(笑)。

事業地の村を回るたびに、「なぜこのような場所にわざわざ家を建てたんだろう・・・」、という疑問が毎回自然に脳裏に浮かぶような土地ばかり。

村に行き着くにもいつも一苦労です。
慣れない私は、ずるずると崖から滑り落ちることが何度も。
いつもスタッフの手を借りて登るような有様でした。

資機材の運搬は、車両ではもちろん無理なので、ロバの背に乗せたり、人海戦術で村人総動員で運んだり。
そのため時間とコストが余計にかかりました。

しかも、事業実施時期が丁度冬に当たってしまったため、また、今年の冬は例年に無い降雪と寒波だったため、事業の進捗も一進一退。気候にも相当泣かされました(笑)。

さらに、「21世紀は水の世紀」と言われますが、それを実感するようなことも多々ありました。
3つの村では、山の中にある泉の水を水道管で貯水槽に溜め、そこから村中に引いた水道管を通して、村の中に複数設置する共同水栓に運ぶシステムを建設したのですが、この共同水栓をどこに設置するかで相当もめたのです。

この話し合いは村人の代表により設立されたCommunity Development Committeeで協議・決定してもらうことにしていたのですが、そう簡単には事は運ばず、なかなか決まらない、決めたものが破棄されるというようなことがざらにありました。

他にも、「あんなこと、こんなこと、あーったーでしょ~♪」と歌いたくなるくらい、様々な出来事が走馬灯のように、思い浮かびます・・・(笑)。

しかし、スタッフ全員で苦労して作り上げたプロジェクトであればある程、完成して村の人びとの生活に役立っていることが確認された時の感慨はひとしおです。

完成後の施設を確認に行ったところ、これまで毎日2時間くらい費やしていた女性や子供の水汲み労働時間が、大幅に削減された、と多くの村人から話を聞きました。
衛生的ではない用水路の水を使用せざるを得なかったり、村の高台にある唯一の井戸まで時間をかけて水を汲みに行っていたのが、家の目の前にある共同水栓で簡単に衛生的な水が入手できるようになったのです。
また、近隣の合意を得た上で、共同水栓に長いホースを付けて、家まで直接水を引いたりもしているそうです。

確かに、工事を行っている時に度々目にした、村の用水路で洗濯や食器洗いをしている女性の姿を全く見かけなくなりました。

共同水栓をひねってみると、とっても冷たくて美味しい水が迸るように出てきました。

暑さのせいか、崖のような坂を登ってきたせいか、それとも苦労したプロジェクトが完成したという感慨のせいか、共同水栓から飲む水は格別な味がしました♪

村の共同水栓前で。

Photo_59

JENのスタッフ、村人、サブコントラクターの人たちと、プロジェクトの完成を示すサインボードの前で。

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