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2007年7月12日 (木)

祈りのある風景

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

カブールとパルワン州を繋ぐ道路の両側には、地平線に立ち並ぶ山脈に縁取られた一面の田園、そしてその中にぽつりぽつりと土作りの壁に囲まれた民家が立っています。

太陽の名残が消えかかる夕暮れ時、沢山の人たちがさまざまな方法で家路を急いでいる様子を目にします。
時には自転車に4人乗り(!)しながら、時には並んで歩きながら、そして時には羊と一緒に車に乗り込みながら。

そんな中、きっとこの国だからこそ目にすることのできる風景があります。
それは、沈み行く夕日に向かって祈りを捧げる人々の姿。
民家の軒先で、あぜ道で。
広げた敷物の上に肩を並べて、それぞれのペースで祈りを捧げています。

そんな光景を見つけると、祈りや宗教が日々の生活に根付いているこの国を、とても美しいと思うのです。
それはあるいは、私の中に流れている、昇る朝日や沈む夕日に感謝の祈りを捧げていた祖先の血が、そんな風景に共鳴しているからなのかもしれません。

世界の中に広がりつつある、イスラム世界に対する漠然とした恐怖や不安といった感情。
アフガニスタンの夕暮れ時の風景は、そんな感情を持って眺める世界とはまるで別世界のような、ささやかな毎日に息づいた祈りを垣間見せてくれるのです。

Photo_66 夕焼け。

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