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2007年5月31日 (木)

アフガニスタン労働市場

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

アフガニスタンで活動する外国の組織、特にNGOが直面する課題の一つに、ナショナルスタッフの引抜きや突然の離職があるのではないでしょうか。

要因を分析してみると、大きく二つの理由に行き当たります。

一つは、これはNGOに限りませんが、終身雇用形態を取っている外国の組織が殆ど無く、殆どの場合数ヶ月から長くて2年程度のプロジェクトベースの雇用となっていることが挙げられます。多くの一族郎党を抱えながら、常に次の職を探さなければならない状態にあるため、自ずと組織に対するロイヤリティは低くなりがちです。

もう一つは、NGOの給与レベルが、国際機関等の給与レベルに比し著しく低いこと。組織によるとは思いますが、同じような職種であっても、NGOの場合給与レベルは国際機関や外国政府関連機関に比し1/3から2/3程度のようです。

JENでも、私の赴任以降のたった半年の間で、既に4名がより高給な職場で採用されたとして去っていきました。
当地ではセキュリティの問題もあるため、新たに人を採用する時は細心の注意を払います。
その後、日々のOJTを通じて、仕事のお作法を始めとするトレーニングを施し、ようやく手放しでJENの仕事を任せられるようになった頃に突然仕事に来なくなるというような状況が続くと、さすがにげんなりしてしまいます。

とは言え、プロジェクトは待ってはくれません。
幸いなことに(?)、がっかりしたり落ち込んだりしているヒマが無いので、スタッフの定着率を高めるべく、日々考えながら走っています。

今すぐに、給与面で国際機関等の組織と比肩できるようなレベルまで持っていくことは難しいですが(とは言え、給与は働く人のモチベーションの大きな理由の一つであるため、今後も改善すべく努力するつもりですが)、まずは仕事のやりがいや職場環境の整備(心身共に健全な状態で仕事に集中できる環境整備)等を通じて、組織としての魅力を高めていきたいと考えています。

Photo_43

本文とは関係ありませんが、JENチャリカ事務所のぶどう棚。
途中まで枯れかけていたぶどうの木が、セキュリティガードのパワーで復活しました。感動モノです☆

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