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2007年5月22日 (火)

インフラの重要性

皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。

インフラストラクチャーの重要性については、「ローマ人の物語」で仔細に綴られている古代インフラ整備の歴史を紐解くまでもありません。
水道・電気・道路・・・etc。どれが欠けても、不十分でも、現代人の私たちには、普通の生活を送ることは困難なのではないでしょうか。

さて、こんな大上段に構えた(?)話を始めたのには大きな理由があります。
それは、カブール市への「シティパワー24時間供給」という春の季節が終わりを告げたようだからなのです!!

シティパワーとは、その名のとおり、カブール市から供給される電力のこと。
カブール市の電力は、その殆どをカブールの東部に位置するNaghlu Damから供給される水力発電に頼っています。水源の多くを冬の雪解け水に頼るアフガニスタンでは、水量が最も多いのは春から初夏にかけて。それ以降は漸減していきます。
つまり、雪解け水に頼る水力発電が主流のため、24時間電力供給がなされるのは春のみ。それ以外の季節は、電力供給は1日に数時間、という状況なのです。

昨年10月末の赴任以降、殆ど自家発電機による電力で過ごした冬の期間。思えばつらい日々でした・・。
私たちは、JEN東京本部との連絡には、基本的にインターネット(メール、チャット、インターネット電話等)を使用します。また、報告書作成や事務所内の様々な業務についてもパソコンを使用しないことはありません。
一方、発電機は当地で購入しているため、頻繁に故障してしまいます。発電機が止まるたびに、補助電源に繋いであるパソコンが壊れないように即座にパソコンの電源を落とし、予備の発電機をつける前に、電力消費量の多いシャワー用の温水器のコンセントを抜き、という作業を繰り返しました。
しかも新品の部品が余り市場に出ていないこともあり、発電機を修理に出しても完璧に直ってくることはまれで、何度も修理に出さなければなりません。
また、発電機を回すためにはディーゼル等の燃料が必要になるため、24時間回し続けるわけにもいかず、夜は発電機を止める時間を決め、それまでに仕事も身の回りのことも済ませなければならない、というとても不便な生活でした。

それが春の訪れと共に、徐々にシティパワーの供給時間が増え、4月以降はほぼ24時間電気使い放題!!状態だったのです!

しかしながら最近は、昼間にちょくちょく電気が切れるようになってきました。
もうすぐ夏ですね・・。シティパワーの供給時間で季節を知ることができる、ちょっと風流なアフガニスタンの毎日です(笑)。

ちなみに、アフガニスタン全体で、電力供給を享受できているのは、未だ人口の10%程度とのこと。そのような中、タジキスタンからアフガニスタンに電力供給を行うというプロジェクトが進行中とのことで、カブールからJENの事業地のあるパルワン州(カブールの北約60kmのところにあります)に向かう幹線道路沿いには、にょきにょきと鉄塔が建設されています。

Photo_33_1
夕焼けに浮かぶ鉄塔。
電線はまだ途中までしか張られていません。これは電線の張られていない鉄塔。

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コメント

写真と書いている内容で状況がもろに伝わってきます。これからも記事期待しています!

投稿: 達也 | 2007年5月24日 (木) 03時00分

達也さん、コメントありがとうございます!

皆さんに、アフガニスタンの日常や復興支援の現場について、身近に感じて頂けるような情報を発信していきたいと思っていますので、引き続きご覧頂けると嬉しいです♪

今後とも、宜しくお願い致します☆

投稿: 柴田哲子 | 2007年5月24日 (木) 03時56分

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